柴犬 人 生き甲斐

柴犬と人との生き甲斐 【柴犬の正しい飼い方としつけ方】
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食欲と狩猟欲と性欲

 

柴犬は何を楽しみに、毎日を生きているのでしょうか。

 

柴犬は人間以上に、本能に忠実な動物です。だから、オオカミ時代の習性を味わうことが、柴犬の生きがいの一つになります。その習性を柴犬たちは遊びの中で再現し、本来、犬ならどんな犬でも持っている狩猟欲を満足させようとします。タオルやボールを何回もかみ直すのも、捕えた獲物ののどもとにくらいつき、とどめを剌しているつもりなのです。

 

オオカミ時代、狩猟は生きのびるために必要不可欠な技術でした。タオルをかむことは、遊びになっているにせよ、犬たちは生活に役立つ技術を、その遊びで身につけられることになります。どうかめば、獲物の息の根をとめることができるのか。どのように走れば、獲物に追いつけるのか。どんな匂いを頼りにすれば、獲物をつき止められるのか。それらを生活の中で学びます。

 

これらに熟達するには、模擬的な狩猟、すなわち遊びと散歩が欠かせません。ボール投げ。追いかけっこ。引っ張りっこ。獲物の奪い合い。散歩の途中での探索活動。すべてが大切になります。

 

あちこち歩き回って匂いをかぐのは、獲物の匂いの追跡という狩猟欲を満たすと同時に、犬社会の情報を得るための手段でもあります。犬との暮らしに、遊びと散歩を十分にとり入れれば、その分、彼らの満足度は高まるのです。

 

もう一つの犬の生きがいは、食べることです。獲物を捕えるのも、それを食べて生きのびるためです。食欲は、生きるうえで必要なものというわけですが、彼らの食べたい要求は、かなり露骨に現れます。ごちそうを素早く平らげても、物欲しそうにあなたを見つめてきます。犬の食欲に制限はほとんどなく、パートナーのあなたが、良質の食事の必要量を守って与えなければなりません。

 

性欲の満足も、犬の生きがいになっています。ことに、オス犬はメス犬を求めます。性の処理は、しかしながら、人間側はなかなか叶えてあげられないものです。犬は、多産の動物なので、人が管理しなければ、どんどん増えていくことになります。とくに都市部では、犬の増えすぎが問題化しやすく、繁殖は人の手でコントロールする必要があります。それで、犬によっては、欲求不満が高じ、クッションをメス犬に見立てて放出してしまうことまであります。

 

性的な要求は、オス犬のほうが強いです。メス犬の性は受動的なので、必ずしもオス犬と結ばれて子どもを産めないから不幸せ、というものでもありません。欲求不満になりやすいのは、オス犬です。そこで、子犬を望まないパートナーは、オス犬の鬱屈した気持ちを晴らすためにも、去勢手術を一考してはいかがでしょうか。

 

犬の精神生活

 

それでは、犬の生きがいは、狩猟欲、食欲、性欲のすべてが満たされれば、100パーセント感じとれるものなのでしょうか。

 

そうではありません。この三つの欲望は、直接、本能に根ざしています。だからといって、本能のおもむくままに行動すれば、犬は生きる喜びを覚えるというわけでもないのです。

 

これを忘れてはいけません。犬は基本的に本能に忠実であると同時に、社会的な動物なのです。すなわち、群れを形成し、その中で生きているのです。このような群れ生活者は、社会に身を置いて他者から自分の存在を認められるときに、大きな満足感を得るのです。群れは、現代では家族に相当します。その家族に認められることが、犬の喜びになるのです。いいかえれば、パートナーにほめられ、可愛がられることに、精神的な満足感を覚えのです。

 

犬は、パートナーとの強い絆を求めます。その絆は、犬が人に忠実でありたいという犬自身の要求に結びついています。あなたに尽くしたいというのが、犬の偽らざる心理なのです。

 

あなたの願いに応えれば、ほめられ、両者の絆はいっそう強まります。そのときの喜びは、性欲を満たされない不満を打ち消すほど大きいかもしれません。

 

犬はたんに本能が満足すれば、それですむような動物ではありません。人間と同様、精神生活を持っているのです。パートナーに尽くし、その結果、得られる愛情に無上の幸福感を覚えるのです。

 

三つの欲望(狩猟欲、食欲、性欲)は、自分にだけ向けられたものです。犬は、それに加えて、相手のために行動したいという精神的な欲望を持っています。現に、パートナーのために、驚くほど自己犠牲的な行動に出ることがあります。ある盲導犬は、車にはねられそうになったパートナーをかばおうと、身を投げ出しました。幸いにも、目の不自由な人は助かりましたが、盲導犬は片足を失ってしまいました。

 

このような行動は、人に強制されて行なう類いのものではありません。犬は本来、社会的な動物であり、弱い者をかばい、守ろうとします。この気持ちが強く出るのが、海で溺れかかった人などを助ける遭難救助大です。彼らは、パートナーに忠誠を尽くす気持ちを、他者にも向けるのです。

 

弱者を社会の中で守ろうとする意識は、もちろん、人間も持っています。この点でも、人間と犬は非常に近い関係にあります。思うに、人と犬がこれほど長い間、楽しくつき合えるのも、犬がなにより社会的な動物であることが大きく影響していると思います。

 

人と犬の倫理観や価値観、美の基準はそれぞれ異なり、一致しません。しかし、仲間(群れの仲間=パートナーをかばうように、人間社会の弱者である子どもやお年寄りを大切にする点は、人間の心理にきわめてよく似ています。

 

ある犬は、おじいさんが大好きです。その方は、車椅子の生活を送っていらっしゃいます。病院に行くとき、犬はおじいさんの膝にのって、お伴をするのです。道路に出ると、こちらに近づきすぎた車に向かって、「ウ〜」と吠え返します。彼は小柄ながら、大きな車からおじいさんを守ろうと懸命なのです。このようなことからも、犬にも、たしかに精神生活があることがわかります。

 

犬は人間を癒してくれる

 

人の生きがいは多様であり、それぞれを評価することはできません。ただ、生きがいを失わせる問題点は三つあると思います。現在、私たち人間は三つの喪失感を味わっています。

 

一つは、核家族化の影響です。

 

核家族化は、高齢者に打撃を与えます。おじいさんやおばあさんは、子どもや孫から切り離された生活を送らざるを得ません。人間は、本来が社会的な動物なので、子どもの世話をしたいという欲求を持ちます。お年寄りの場合は、孫を可愛がりたいものです。この当然の欲求が、核家族化が進む現在では拒否されることになるのです。

 

高齢者は今後、確実に増加していきます。1990年の時点では、日本の全人口の中で六五歳以上の人口が占める割合は、約12パーセントでした。それが2015年には、二倍以上にも増えて25パーセントに達しています。その年、今では日本は世界一の高齢者国家となりました。お年寄りが多いドイツやスウェーデン、イギリス、アメリカなどを抜き、トップに躍り出たのです。

 

実際、この先、二〇二五年までに日本では、10ポイント以上の高齢化が進むといわれています。すさましい勢いです。欧米諸国も経験したことのない高齢者社会を迎えるわけで、日本の高齢者対策はほかの国の見本や反省材料になるかもしれません。

 

お年寄りが増加してくると、その独り暮らしも珍しいものではなくなりました。伴侶を失ったおばあさん、おじいさんだけの寂しい生活を送っているのです。

 

そのときに、どれほど犬がいやしてくれることでしょうか。高齢者が自分の愛を注ぐ対象を失う社会構造が、核家族化です。孫との接触は、断たれます。しかし、犬が家庭の中にいれば、その喪失感は消えます。お年寄りは、犬の世話をするからです。

 

犬は人間社会に入ってからは、人に依存しなければ、生きていけません。高齢者は犬に食事を与え、お風呂に入れ、散歩させます。犬に頼られ、白分か愛せる対象を得たことで、高齢者は生きがいをとり戻すことになるのです。

 

少子化と都市化と犬の関係

 

少子化の影響を受けて、子どもたちは兄弟を失いました。一人っ子であれば、家庭の中での遊び相手がいない状況なのです。二人でも、男の子と女の子の場合は、遊び方がやや変わるので一緒に楽しむことは難しいものになります。

 

それが、犬であれば、男の子にも女の子にも合わせて遊び相手になってくれるのです。しかも、犬はオオカミ時代では、リーダーを先頭にして、共同で狩りをしていました。だから、一つの棒を獲物に見立てて犬同士が追いかけっこをしたりします。パートナーの投げた獲物(ボール)を追跡し、捕え、くわえて、引き返して回収する遊びをします。

 

犬にとって、子どもと追いかけっこをしたり、ボール投げをしたりするのは、狩猟欲が満たされる時間なのです。子どものほうは、一緒に遊べる兄弟を得ることになります。犬は、その子の立派な兄弟役を務めることができるのです。

 

子どもではなく、一般のおとなが失いつつあるものは、自然です。都市化によって緑が少なくなり、森や林に暮らす動物たちも減少しています。私たちの身の回りをとり囲むのは、コンクリートです。灰色の建物群に周囲を占拠され、息苦しい思いをすることもしばしばです。

 

その証拠となる実例があります。病院で胆のうの手術を受けた人たちを、二つのグループに分けて回復の具合を調べました。Aグループの病室からは、緑が見えるようにしました。Bグループの窓の外は、壁面だけです。それぞれの入院日数を比較すると、Aグループは7.96日ですみました。一方のBグループは、8.70日でした。一日まではいかないものの、Bグループには0.74日分の回復の遅れが見られたのです。これも、自然を感じとれないことのストレスが影響しているに違いありません。

 

では、都市化から人を守れるものは何でしょうか。一つには、当然、失われつつある緑を生活の中にとり入れることです。

 

観葉植物などを、部屋に持ち込むことです。街路樹を植えることです。公園をつくり、花壇を置き、樹木を植えることです。

 

このような静としての植物のほかに、動く動物も都市化から人間を守ってくれます。砂漠化した人間社会の中でのコミュニケーションからでは得られない野性的な存在、それが動物なのです。

 

しかも、人と心を通わすことができる動物となると、犬以外にいません。もちろん、猫も好きなら、犬や猫と一緒に暮らすのがいいと思います。

 

犬との生活が始まると、人は限られた自然であるにせよ、これまで以上に四季の移り変わりを感じとれるようになります。犬は顔を地面に向け、匂いかぎに忙しいが、人のほうは、今まで気づかなかった民家の植木に目をとめたりします。河川敷を犬と一緒に歩けば、護岸コンクリートの割れ目から顔をのぞかせている雑草に気がついたりします。

 

自然から切り離された人間の喪失感を埋めるもの。それは、私たちの一番の親友である犬にほかならないのではないでしょうか。

なぜ我が家の愛犬が良い子になれたのか


ハッキリ言って、我が家の柴犬も初めはどうしようもない「ダメダメ犬」でした。


人や他の犬に唸るし、吠えるし、トイレは覚えないし、色んな物を破壊しまくるし、ドッグランに行けば「何だよ、柴犬来るなよ」的な感じがヒシヒシと伝わってくるほどでした。


そんな「ダメダメ犬」が、みんなから「柴犬なのになんて賢いんだ!」とまで言われるようになりました。結局、お利口な犬になるかならないかは犬の問題ではなく、しつけの仕方の問題だったんですよね。


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