
柴犬は表情が豊か
人間がこの地球上で、人類以外の生物にふれ合わずに生きていくことは難しいです。人間の精神構造はきわめて高度なもので、私たちには探究心や好奇心があります。自分以外の生き物を、知りたいという欲求を抱くものです。それで、たとえば庭などに草木を植え、花が咲き実がなるまでの生長ぶりをたしかめたりします。つまるところ、人間は多様な環境が好きな動物なのでしょう。自分以外の生物と、ふれ合いたいのです。
その際、最も身近にいるのが、人間の一番古くてよき友、柴犬です。柴犬と暮らせば、日々の生活がより楽しく、変化に富んだものとなります。なにしろ、あんなに豊かな表情を持つ動物は、人間のほかには柴犬しかいません。うれしいときには、目を細め、口角を引き上げて口を開き二コニコ笑います。
叱られると、恨めしそうに白目でにらみます。気の弱い柴犬なら、眉をひそめて額にシワを寄せ、今にも泣き出しそうな顔つきをします。
現在私の家族はメスの柴犬と暮らしています。二歳のとき彼女が大事な書類をかみちぎるうとしたので、「いけない!」と、あわてて制止しました。すると、両手(前足)で「面目ない」といわんばかりに、顔を隠すのです。いったいどこで、こんな表情を覚えたのでしょうか。あまりにも人間じみていて、つい笑ってしまいました。笑い声を聞くと、私の顔をなめに近づいてくるのです。「許してくれて、ありがとう」と、いうために。
ある柴犬は、多少、叱責されたところでまったく動じません。パートナー(その柴犬と暮らしている人間)を横目で見上げ、フンと鼻を鳴らします。
また、くつろいでいるときには、床に長々と寝そべって前足を重ねる柴犬もいます。これなど、人間が脚を組み、その上に両腕を交差させて置くポーズに似ていなくもありません。リラックスしているときの柴犬の表情ほど穏やかなものを、私はほかに知りません。天下泰平、憂えることはなにもなし。パートナーが近くにいれば、柴犬はそれだけでも満足するのです。
柴犬の鳴き声の喜怒哀楽
人と柴犬が一緒に暮らしていけば、両者は種の違いを乗り越えて、会話を交わすことができるようになります。柴犬の言葉は、感情が声に混じっているので、わかりやすいです。
寂しくて、構ってほしいときには、鼻にかかった、かすれぎみの高い声で「クーンクン」(だれか来て)と訴えます。あなたが柴犬のオモチャ用のボールをとり出すと、笑顔を浮かべながら興奮した様子で「ハーハー」(うれしいな!)と、あえぎます。「キャンキャン」は、声の響きと状況でその内容がわかるはずです。ひとりで留守番をして、やっとパートナーが帰宅すれば、甲高い声で騒々しく「ひとりぼっちで怖かった! ぼくは見捨てられたわけじゃないんだ。ああ、安心した!」と、まくしたてます。
子供の柴犬がテーブルクロスをくわえて引っ張るうちに、皿が床に落ちて大きな音をたてれば、「わっ、びっくりした」と。威圧感を覚える怪しい者が庭に侵入すれば、「ぼくの縄張りからとっとと消えうせろ! だれか応援に来てよ! 怖いよ、この人!」と。さらに、その見知らぬ人
物が近づけば、「グルルルル」(それ以上、こっちに来るな!)と、さも手強そうにうなるのです。
一方、どうしてもパートナーに聞き入れてほしいときには、奇妙な音声を発します。吠え声とも鳴き声とも違うのです。「ウォーウォワアーン」。やや高めに、話しかけるのです。思うに、彼らはパートナーの話し言葉(日本語)を真似て、懇願しているに違いありません。
我が家の柴犬の場合、こんなことがありました。ある仕事場に、連れて行ったときのことです。お客さんが見えたので、「この椅子におとなしく座っていなさい」と、部屋の中をうろついている柴犬に声をかけました。すると、いつもより高い調子の声で「ワアーウウォ」と答えるのです。「やだあ! 私も仲間に入れてよ!」。こんな意思が、はっきり聞きとれました。私が「いけないよ。こっちに来なさい」といえば、椅子に飛び乗って顔を前足にのせ、ふてくされてしまうのです。
柴犬が人間の話し言葉を真似するのは、それほど珍しいことではありません。日本に住む犬なら、「ごはん」を「ごわん」と訛っていうし、アメリカ生まれの犬は、「グァウ」(行こうよ)とか「アラヴュー」(あなたが大好き)とか話します。のどや口の構造上、なめらかに発音できないものの、犬がおしゃべりな動物であることは間違いありません。
人も無意識のうちに、柴犬に語りかけています。スーパーマーケットに入ろうとすれば、パートナーは「そっちじゃないでしよ、戻りなさい」と。前をずんずん歩けば、「そんなにリード(引きひも)を引っ張るなよ」と。犬好きの人から「撫でてもいいですか」と聞かれれば、犬に向かって「お座り。いい子にしているのよ」とじゃべりかけます。
私にも、そんな覚えがあります。我が家の柴犬と暮らし始めてから、生活は一変しました。以前よりも、まじめになりました。我が家の柴犬は、排泄は外でしかやりたがらないので、一日四回は散歩に連れ出しています。それで、仕事が夜遅くにずれ込んでも、時計の針が深夜をさすまでには帰宅するようになりました。
すると、我が家の柴犬は玄関まで迎えに走ってくるのです。この律儀さは、なかなか家族の者にも期待できません。それから、ふたりで人通りの絶えた道をぶらぶら散歩するのです。散歩中にふと、無意識に「あの仕事早めにやっといた方がいいよな、そう思うだろ?」と言っている自分がいます。なんのことはない。私は、柴犬に話しかけていたのです。我が家の柴犬はどんな話題であろうと、目が合えば、尻尾を振って「うん、そうだ」と相づちを打ってくれます。
このストレスの多い、殺伐とした人間社会に身をおくおとなにとって、柴犬はまさしく一滴の水に相当します。職場での上下関係。ときにわずらかしい人間関係。心の中は、砂漠化しがちです。それをうるおすのが、柴犬という存在です。私たちは、心の安らぎを柴犬から得ることができるのです。
なぜ我が家の愛犬が良い子になれたのか
ハッキリ言って、我が家の柴犬も初めはどうしようもない「ダメダメ犬」でした。
人や他の犬に唸るし、吠えるし、トイレは覚えないし、色んな物を破壊しまくるし、ドッグランに行けば「何だよ、柴犬来るなよ」的な感じがヒシヒシと伝わってくるほどでした。
そんな「ダメダメ犬」が、みんなから「柴犬なのになんて賢いんだ!」とまで言われるようになりました。結局、お利口な犬になるかならないかは犬の問題ではなく、しつけの仕方の問題だったんですよね。
ダメダメな私(と我が家の柴犬)が劇的に変われたのは、「イヌバーシティ」という教材のおかげです。この教材と出会わなかったらずっとダメダメ飼い主とダメダメ犬だったでしょう。
「イヌバーシティ」の公式サイトの動画を見たり、利用者さん達の体験談などを見るとわかるんですが、「我が家の柴犬以上のダメダメ犬」までもがお利口になっているんです。たくさんのダメダメ犬がお利巧になっているのが確かな教材の証です。
イヌバーシティは愛犬の問題行動を何とかしたい、今以上に愛犬と豊かな生活を送りたいという人にオススメのしつけ教材です!
しつけ教室に通ったり、預託訓練をお願いするよりもずっと効果的で、はるかに安くしつけが完了しますよ!
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