柴犬 しつけ 考え方

柴犬のしつけの考え方 【柴犬の正しい飼い方としつけ方】
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家庭犬の確立を目指す

 

犬や猫など、人間に近しい動物は、これまでペットと呼ばれてきました。最近では、コンパニオン・アニマル(人の仲間である動物)という言葉も耳にしますが、私自身は「家庭犬」という言葉の確立を目ざしたいと思います。

 

動物を研究対象にする人は、動物たちをその住み処に応して、三つに大別します。図形にすれば、同心円になります。一番外側の円は、ほとんど人間の足が踏み込まれていない自然で、そこには野生動物がいます。これに人の手が加わると、田園的自然が広がってきます。円の真ん中です。そこには、日本であれば、水田や畑の近くにウシやウマがいて、農家の軒先ではニワトリがエサをついばんでいます。これらが産業動物(経済動物)で、いわゆる家畜です。

 

さらに人間が集まると、都市的自然も少なからず目につき始めます。東京なら、ちょっとした緑のスペースはガラスだらけ。ほかの野鳥たちは、日比谷公園や井の頭公園、車圦大学に隣接する上野の森などで生活しています。彼らは、人間に非常に密着して生きている動物です。こんな野生動物もいることはいますが、とくに夜の都会に似合うのは猫であり、昼の都会にふさわしい動物は、犬です。

 

では、この都市的自然に住む動物をどう呼べばいいのでしょうか。ここだけは、はかの二か所と異なり、場所に応じた名ではなく、愛玩動物といっています。しかし、ペットは動物への接し方を表す言葉です。同心円の中心、都市であろうと田圉であろうと、人間が住むところには家庭があります。したがって、大などは場所、すなわち家庭で暮らす動物、「家庭動物」と呼んだほうが適切です。

 

家庭動物の犬であれば、「家庭犬」に落ち着きます。なによりも、ペットという概念から脱却する必要があります。ペットと捉えれば、人と犬は一方通行の関係に陥りやすいからです。犬の行動や心理状態に心を向けることなど毛頭、考えずに溺愛します。もしくは、飽きるとぬいぐるみを捨てるがごとく、河川敷などに犬を放置してしまう人も現れます。「家庭大」であれば、家族と同じスペース内に住む仲間になります。むやみに、命をこの手で絶とうとは思わなくなるのです。

 

人間の倫理観を押しつけない

 

現在、柴犬と暮らしている人にも、これから一緒に生活したいと考えている人にも、確認しておきたい点があります。柴犬に対して人間のほうは、どんな心構えでいるべきだろうか、ということです。我が家の愛犬の柴犬を迎え入れた当時、私のモットーはこうでした。「人と柴犬、みんなで生活を楽しもう」。家庭犬とは、いいかえれば、家の中で生活をともにする仲間のことになります。人間の生活に新たに柴犬が加わるわけで、両者の友好関係をしっかり築くには、みんなで毎日の暮らしを楽しむ心のゆとりがまずはほしいです。柴犬と生活し始めれば、もちろん家族の一員になるので、子育て的なしつけが必要になる場合も出てくるのです。

 

しかし、育児と柴犬を育てることには大きな相違点があるのです。ここを勘違いすると、あとあと、挫折しかねません。

 

なによりもまず、柴犬を擬人化せずに、「柴犬は人間ではない」「柴犬は人とは違う生き物なのだ」と、心得ておくことが大事です。この当たり前のことに気づかないでいると、柴犬のふとした行動に傷つくことさえあり得ます。例を挙げてみましょう。

 

子犬が、あなたに隠れてソファーの後ろでオシッコをしました。それを知って、裹切られたように感じる必要はまったくないのです。親に隠れて、子どもがタバコを吸う。それを目撃すれば、なるほどショックを受けるだしょうが、「柴犬は人間ではない」のです。人には人の、柴犬には柴犬の倫理観があります。あなたをだまそうと、こっそりオシッコを引っかけたのではないのです。何らかの原因があるのです。人間側のトイレのしつけ方が、適切ではなかった。あるいは、子供の柴犬は新しい環境になじめず、たんに、トイレの場所をのみ込めていないだけの話かもしれません。

 

ほかにも、人の倫理観では真に理解できない柴犬の行動があります。

 

柴犬の祖先はオオカミであり、一万年以上も昔に家畜化されました。以来人の最も古い、よき友達となりましたが、いまだにその祖先の血が、騒ぎ出すことがあるのです。たとえば、祖先のオオカミと同様、柴犬は食べられるときにはカッカツ腹につめ込みます。この早食いをみっともないと思うのは、人間側の倫理観です。オオカミ時代の柴犬のほうは、人間のように稲作を開始して、食料をストックする生活を送りませんでした。獲物を捕らえると、内臓まできれいに平らげ、獲物がなければ数日間もすきっ腹を抱えて狩りに精を出していました。柴犬が今でも、食べ物を前にすると、急いで丸のみにするのは、柴犬は柴犬として生存していくための必死の作篥なのです。

 

 

倫理観の歩み寄り

 

そうはいっても、人間は食事のマナーを柴犬に教えることができますし、柴犬の倫理観を人間のそれに近づけることさえできます。幸いにも、柴犬は人間と同じく群れ生活者です。オオカミ時代には集団生活を送り、仲間同士の絆はきわめて強かったのです。病気で狩りに行けない者や、子オオカミなど弱者に対しては、獲物を分け与えていました。

 

だれに教えられたわけでもなく、か弱い存在を守る習性を身につけていたのです。その対象は群れの仲間であり、人が見ず知らずのお年寄りに席を譲るという倫理観とは異なりますが、これは人間に共通する行動です。

 

このような柴犬の心理をうまく引き出しながらつき合えば、人と柴犬の倫理観は今まで以上に近づいてきます。

 

しつけにメリハリをつける

 

「柴犬は人とは違う生き物だ」と捉えるほかに、もう一つ心がけておきたいことがあります。柴犬のしつけ(教育)にしろ、ふだんのおつき合いにしろ、メリハリをつけることがとても大切だということです。メリハリさえきちんとすれば、甘やかしをむやみに恐れる必要はなくなります。

 

不思議なことに、パートナーたる人たちの柴犬の育て方を見ると、自由放任型と完全管理型にたいてい分けられます。前者は、しつけはとうにあきらめ、柴犬がどんなことをしても大目に見ます。後者は、怒ることでがんじからめに柴犬を管理しています。

 

柴犬にとっては、どちらも望ましいパートナー像とはいえません。育てるときは、メリハリをつけることを念頭に置きましょう。

 

子どもは母親を信頼して、甘えたいと思うときがあります。同様に、柴犬も家族の一員なので、おとなは柴犬の甘えをしっかり受けとめてやる必要があるのです。その一方で、柴犬をコントロールするのです。

 

散歩の場合を例にしてみます。完全管理型でいくと、つねに自分の左側に柴犬をつけさせ、一歩でも先に進むと文句を言います。ふたりの歩く姿は、軍隊の行進のようで楽しそうには見えません。

 

もちろん、犬のリード(引きひも)は人込みの中ではとくに、人間が制御しなければなりません。ただし、公園など犬の集合場ではリードをゆるめて、心ゆくまでほかの犬の残した匂いをかがせることが大切です。柴犬は他犬のオシッコのあとの匂いなどをかぎ回る必要性があるからです。

 

このように、ときには柴犬を「甘やかし」、あるときには人間が柴犬を「管理する」。このメリハリづけを、パートナーは心がけたいものです。

 

柴犬の心理を理解する

 

日本に暮らす犬の総数は、最近やや停滞傾向にありますが、それでも1,200万頭に達しています。これは日本の総人口の1割以上の数字になります。たいへん多い数といえます。

 

統計がはっきりしている先進国の中では、日本はもっとも犬が急増した国です。

 

狭い国土に人と犬がひしめき合えば、どうしてもトラブルが生しやすくなります。犬好きの人は隣家の犬が長々と吠え続けても、また、抜け毛が窓から入り込んでも、それほど気にしません。

 

しかし、人と柴犬が気持ちよく、幸せに共生していくためには、より成熟した関係が必要になってきます。パートナーは柴犬をたんに可愛がるだけでは、不十分なのです。ムダ吠えは、やはり直す努力を惜しんではなりません。望ましいパートナーとは、柴犬の生態を知り、行動を観察できる余裕を持ち、なによりも柴犬の心理がわかる人でしょう。柴犬の気持ちを理解すれば、犬可愛がりをせずに上手にしつけることができ、ひいては、柴犬を人間社会にうまく溶け込ませることができるのです。

 

一方、望ましくないパートナーとは、柴犬を自分の分身と見なす人です。

 

柴犬の擬人化は、まだ程度が軽いです。柴犬に服を着せ、誕生日にはケーキを用意し、ろうそくの火を吹き消してあげます。柴犬に反感を抱かせるかもしれないし、ケーキの食べすぎも気がかりではありますが、柴犬を子どものように大切にする気持ちは理解できます。

 

これに対し、柴犬を自分の分身と見る人は、たとえばこんなふうに、柴犬に話しかけます。「ポチも、ぼくのように水泳が好きだよね」「私と同じで、やっぱりブタ肉は口に合わないのね」。柴犬のあらゆる行動に自己を投影させるのです。柴犬は自分の分身なので、もちろん人間の倫理観や価値観を持っているもの、と確信するのです。

 

こうなると、不幸な出来事が起こりやすくなります。柴犬が身体に強い痛みを覚えるとき、人から撫でられると、その手にかみつきます。交通事故に遭い、重傷を負った柴犬はショックと痛みのためにやはりかみつこうとすることがあります。これは自分の身を守ろうとするための過剰反応であり、柴犬の反抗心の表れではありません。

 

ところが、柴犬を分身と見なす人は、この柴犬の行動に、いいようのない衝撃を受けるのです。自分なら絶対に起こすことのない行動に、直面したのです。そして、こう受けとるのです。「私がいけないのだ」と。または、噛まれたことに対して強い怒りを感じる人さえいます。

 

もう一人の自己(柴犬)は、かみつくことなど考えもしないはずで、そうなると私のほうがいけなかったのだ、と自らを責めることになるのです。または、「なんてことをするんだ、この犬は!」と犬を責め立てたりします。この柴犬と人の関係は、やはり異常というほかありません。たかが動物と思うのも、とんでもないことなのですが、柴犬を自分の分身と見てしまうのも、また危険なことです。

なぜ我が家の愛犬が良い子になれたのか


ハッキリ言って、我が家の柴犬も初めはどうしようもない「ダメダメ犬」でした。


人や他の犬に唸るし、吠えるし、トイレは覚えないし、色んな物を破壊しまくるし、ドッグランに行けば「何だよ、柴犬来るなよ」的な感じがヒシヒシと伝わってくるほどでした。


そんな「ダメダメ犬」が、みんなから「柴犬なのになんて賢いんだ!」とまで言われるようになりました。結局、お利口な犬になるかならないかは犬の問題ではなく、しつけの仕方の問題だったんですよね。


ダメダメな私(と我が家の柴犬)が劇的に変われたのは、「イヌバーシティ」という教材のおかげです。この教材と出会わなかったらずっとダメダメ飼い主とダメダメ犬だったでしょう。


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