柴犬 しつけ 飼い方

柴犬のしつけ【柴犬の飼い方としつけ方を詳しく紹介します!】
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柴犬のしつけの目次

 

本当にどうしようもない柴犬でした

 

こんにちは、ユウジといいます。子供の頃からずっと柴犬を飼っていて、今飼っている柴犬は子供の時から数えて3匹目になります。とにかく柴犬が大好きなんですよね!

 

でも、2匹目までは本当に言うことを聞かなかったんですよ。ハッキリ言って手に負えませんでした。人が来れば吠えるし、家の中を破壊しまくるし、トイレの場所を覚えないし、やたらとガメツイし、散歩の時はあっちこっち落ち着きがないし、ちょっとしたことで噛んでくるしでホントに大変でした(まぁ、それも含めて可愛かったんですけど)。2匹とも亡くなるまで色々と大変でしたが、今ではいい思い出です。

 

 

そして新たに3匹目を飼いはじめたのですが、その柴犬も前の2匹同様、いや、それ以上のヤンチャぶりでした。あまりのヤンチャぶりに「今回は何とかせねば」と思いました。そして、「ちゃんとしつけしてみよう!」と決心したんです。

 

きちんとした「しつけ」はやったことがなかったので、はじめはかなり不安でしたが、本を読んだり、しつけマニュアルを読んだり、DVDでプロのしつけを見よう見まねで真似したりして頑張りました。

 

すると、だんだんと言うことを聞くようになっていったんです。驚きでした。

 

他の人(お客さんや宅配業者さんなど)に迷惑をかけなくなったのはもちろんなのですが、それに加えて家族全員の言うことを聞くようになったんです。お利口さんになったんです!こうなるなんて全く予想していませんでした。ちゃんとしつけをすれば、どんなヤンチャな柴犬もお利口さんになることを実感しています。

 

このサイトでは、僕の経験をもとにした効果のある「柴犬のしつけ方法」をご紹介します。

 

しつけはやり方が間違っていなければ、必ず成果がでるものだと思います。「手に負えないけど可愛い」自分の柴犬をしっかりしつけしてあげてください。今までにない最高のパートナーになってくれますよ!

 

柴犬にも義務教育が必要

 

柴犬は子犬も成犬も、ときには羽目を外すことがあります。ベッドに放り投げておいたパジャマをくわえて逃げ回り、追いかけっこに誘ったりします。それを私たちは「してはいけない、いたずら」と捉えるのですが、柴犬にはその判断がつきません。なぜなら、「やってはいけないこと」とは、人間側の基準だからです。

 

柴犬は、犬社会の「やってはいけないこと」は心得ています。たとえば、じゃれ合っていて、兄弟を強くかむと痛がるので、遊びはそれでおしまい。これからは軽くかむことにしよう、と判断できてくるのです。ところが人間社会のルールのほうは、込み入っていて柴犬には理解しづらいのです。

 

 

それはそうですよね。柴犬には、古タオルは噛んでもいいが、靴はかじってはダメ、という理由がわかるでしょうか。柴犬にとっては、二つとも口を使って感触を楽しみたい物なのですから。

 

そこで、人が柴犬に、人間社会のルールを一つ一つ教えていく必要があるのです。これが、柴犬の義務教育(しつけ)です。幼い子どもを相手にするときと同様、教育方針は単純明快であったほうがいいですよね。教育の基本は、二つにしぼります。すなわち、「やっていいこと」に対して、ルールを守ったら「ほめる」。そして、「やってはいけないこと」に対して、ルール違反をしたら「叱る」。この二つを、きちんと区別することが大事になります。

 

ほめることで、私たちは柴犬に「やっていいこと」を教えているつもりになります。ところが、現実はそうではありません。柴犬は、人間ではないのです。だから、「やっていいこと」「悪いこと」の区別はつきません。わかるのは、大好きなパートナーが喜んでいる、ということだけです。人間はだれかを賞賛するときは、ほめ殺しなどという手段もあり、なかなか素直ではありません。けれども、柴犬に対しては、心からうれしいときには声の調子にも、その喜びが含まれてきます。

 

たとえば、偶然にせよ、柴犬が乾いた洗濯物をくわえずに、オモチャをかじりました。その瞬間に、ほめるのです。「珍しいこと!よくかまなかったわね。いい子!本当に、お利口ね!」と。柴犬をほめる際は、これほど大げさにほめ言葉を並べたり、ジェスチャーを派手にしたりするといいのです。そのほうが、柴犬にはわかりやすいのです。

 

 

また、好ましい行動が見られたら、その瞬間を狙って、ほめちぎってもいいでしょう。柴犬は今、自分がしていることはパートナーにはうれしいことなのだ、とすぐに判断できます。

 

ほめることは、「強化」につながります。「強化」とは、犬の心理学・行動学の用語で、ほめられれば犬もうれしいので、また今度もこうしよう、と行動が強化されていくことです。次も、日なたの匂いのする乾いたタオルじゃなくて、オモチャをかじろう、パートナーがほめてくれるから。こう柴犬は考え、ますます人間にとってはルール違反をしない「いい子」になっていきます。

 

ほめるときに注意したいのは、「よし」はほめ言葉にならないことです。「よし」は、あとでお話しする基本訓練ができたときに使います。たとえば、「待て」の体勢を柴犬がとれれば、「よし」と号令をかけ、その命令を解除します。「もう待ての姿勢をとらなくていいよ」と教えるための、一種の命令口調で使うのが「よし」という言葉です。ほめ言葉のほうには、決まりはありません。このときばかりは、甘い言葉をたっぷりかけてあげてください。

 

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「叱る」と「怒る」を区別すること

 

叱り方は難しいものです。こちら側の感情をコントロールしなければならないからです。そこで、一つ目のポイントは、柴犬が「やってはいけないこと」をしたときはビシッと叱るとで教育(しつけ)する!このような心構えが必要です。教育するからには、そこに感情が入り込まないほうがいいです。すなわち、感情的にカッとなって怒らないことが大切です。叱ることは、柴犬に「それは、ルール違反だよ」と注意することにつながるのです。

 

ところが、人間は柴犬に対して、どうしても自制心が働きにくいのです。柴犬がテーブルの上のごちそうをつまみ食いした。それを目にしたとたん、頭に血が上ってどなりちらす。こんな感情の爆発も、ごくたまにはあってもいいと思います。十回に一回くらいは、感情的に怒ってもいいでしょう。しかし、十回に九回は、柴犬のために叱りましょう。

 

 

腹を立てるのはなぜいけないのかといえば、効果がないからです。大声でどなれば、柴犬はあなたが怒っている、とすぐにわかります。しかし、その理由は思いあたらないのです。つまみ食いをしたことが怒らせた原因だ、と、柴犬は判断できないのです。

 

だから、口やかましく怒ったところで、決して柴犬の行為の改善にはつながりません。ただ単に、怖いと感じるだけ。萎縮するだけなのです。

 

叱り方の二つ目のポイントは、その瞬間に注意することです。これも心しておかないと、何回叱ったところで、柴犬の行動は改まりません。

 

たとえば、今まさに、あなたの重要な書類や手紙を柴犬はかみちぎろうとしている。その一瞬を捉えて、「いけない!」と制止します。どんなに遅くても、五秒以内に叱りたいものです。そうでないと、柴犬は自分の行動がパートナーに喜んでもらえないこと、と理解できません。柴犬が「やってはいけないこと」は、その場ですぐに指摘する。その行動をしそうになったときか、もしくは、遅くとも、行動を起こした直後には「いけない」と注意することが大切です。

 

このときは、間髪を入れずに叱るので、短い言葉のほうがいいでしょう。「いけない」か「ダメ」が、適当だと思います。柴犬が混乱しないように、どちらか一つに統一してください。

 

柴犬のいたずらについて

 

柴犬のいたずらのなかで、どうしても我慢できない行動に対しては、叱ることより「消去」という方法のほうが有効です。「消去」は、先はどのほめることによる「強化」とは逆で、悩みの種となる柴犬の行動を、文字どおり消し去ることをさします。

 

たとえば、柴犬の食事のマナーは徹底させたいものです。家族が夕食をとっていると、柴犬はお相伴にあずかろうと、後ろ足で立ち上がって、食卓に前足をのせます。「ぼくも食べたいよ」と、ねだるのです。このとき「こらっ、バカ!あっちへ行け!」とどなれば、柴犬はパートナーが不愉快な気分になってぃるとはわかります。しかし、その原因が食べ物をねだったことに結びつかないのです。それで、シュンと縮こまってすごすごと引き下がる。これでしつけができた、と思ったら大間違いです。彼は、やってはいけないことの原因を理解していないので、翌日にはまた食卓に近づいて同じことをくり返すのです。

 

この行動を消去するには、無視することです。たとえ、あなたの腕に前足をかけて注意を引こうとしても、視線を合わせないでください。もくもくと食べ続けるのです。

 

消去法には、しつけ時間がかかります。いくら柴犬の存在を無視しても、初めのうちは、食べ物をねだる行為が強まってくるのです。

 

 

子どもの場合を考えてみましょう。デパートのオモチャ売り場で、子どもは「あれ買って!」と、せがみます。お母さんは、知らんぷり。すると、今度は床に座り込んで大声で泣き出します。しまいには、床に引っくり返る……。柴犬も同じです。鼻先がごちそうにふれんばかりに、接近するかもしれません。しかし、ここが我慢のしどころで、その時期を通り抜ければ、柴犬はついにあきらめるのです。食べ物をねだる行為が、完璧に消去されるのです。

 

育児の場合は、その人の方針で、ときには体罰を与えることがあるかもしれません。しかし柴犬には、痛みを覚えさせるような体罰は、効果がまったくないのです。

 

粗相をしたら、新聞紙を丸めて叩くというしつけ方は、間違っています。パートナーに不信感を抱くだけです。軍用犬の訓練方式では、体罰は有効だったかもしれません。しかし、現代の柴犬たちは生活をともにする家庭犬です。身体のどの部分であろうと、強く叩けば、柴犬からは恨まれ、家族からも非難されて、家庭内であなたは居心地が悪くなってしまうでしょう。

 

 

柴犬がいたずらをしたときは、体罰ではなく、気をそらす方法をとってください。これは予防的な措置で、消去法と同じく時間はかかりますが、改まる確実性は高いです。

 

例を挙げます。ある柴犬は、郵便受けに手紙が投げ込まれると、すぐにくわえてかみちぎってしまいます。彼は郵便屋さんの足音が聞こえると、見構えをするのです。そして、「ポトン」と手紙が落ちる音がしたとたんに、かぶりつきます。

 

この場合は、人も耳をそばだてる必要があるのです。郵便屋さんの足音に気づいたら、柴犬に遊び道具をさっと渡して気をそらすのです。そのオモチャに注意を向け、遊び出したらほめる。ほめることで、「やってもいい行動」を強化していくのです。

 

ほかにも、猫を追い回す柴犬がいます。私の経験では、「いけない!」と叱っても、犬耳東風です。相変わらず、走り回ります。そのときは、猫を追いかけ始めた瞬間に、ボールを投げて気をそらします。柴犬がボールに追いつき、くわえて持ち帰ったら、大げさにほめてあげましょう。

 

ごほうびで訓練する

 

「座れ」や「待て」といった訓練は、なんのためにあるのでしょうか。まず、この点を認識しておきたいと思います。一般には、「座れ」などは柴犬の服従訓練と呼ばれていますが、この言葉は不適当に思えます。柴犬を一方的に支配して、人間に従わせるための訓練ではないからです。

 

 

柴犬のトレーニング(訓練)は、第一に、柴犬自身の身の安全につながっています。交通量の多い交差点で、赤信号の間「待つ」ことができれば、交通事故が防げます。また、パートナーが人と立ち話をしているとき、「休む」ことができれば、「なんて、しつけのいい子!」と、その人にほめられます。パートナーも、気分がいいし、次には、もっと遠出しようかと思うはずです。その結果、柴犬の行動半径は確実に広がるのです。

 

柴犬自身の行動が人間社会に受け入れられるように、訓練するのです。このように訓練を捉えたいものです。訓練を成功させる鍵は、ごほうびです。うまくできなくても、ぜったいに叱らないことが大事なことです。ごほうびには、次の三種類があります。

 

@ほめちぎる

 

上手にできれば、ほめちぎり、身体をポンポンと軽く叩くのです。この叩き方は、苦労をねぎらう感じで、柴犬は叱られて叩かれたとは思いません。ふれられた喜びを、感じとるのです。

 

Aオモチャ類を与える

 

難易度の高い「待て」を教えるときには、柴犬が一番好きなオモチャを用意しましょう。待つことができれば、オモチャを渡して、柴犬と一緒に遊びましょう。

 

B少量の食べ物をあげる

 

柴犬にとって一番喜ぶのは食べ物です。しかし、食べ物は諸刃の剣です。与えすぎは逆効果になるので注意が必要です。

 

 

 

 

 

以上、三種類のごほうびを使いわけながら、訓練していきましょう。この三つのごほうびのうち、柴犬にとって最も心を惹かれるものは食べ物です。柴犬は食い意地が張っているのでごちそうはいつだって、すばらしい報酬になります。

 

ただし、食べ物は諸刃の剣になり得るのです。柴犬にとっては、魅力的すぎるから、注意が散漫になり、かえって訓練の邪魔になることもあります。利用は、最小限に抑えたいものです。それに、太りすぎの柴犬のところへ、おやつが加われば、ダイエットにも失敗してしまうでしょう。

 

 

次に柴犬が楽しめるのはオモチャ類で、三番目がほめ言葉とスキンシップです。

 

このなかで、食べ物に関して抵抗を覚える人がいるかもしれません。「基本訓練だって、柴犬が受けるべき義務教育です。教育だというのに、柴犬をエサでつるのはよくないのではないか!」と。たしかに、子どもを物でつる育児のやり方はまずいです。「歯を磨いたら、オモチャを買ってあげるから」という方法では、子どもの頭は報酬をもらうことでいっぱいになり、自発的に歯を磨く気は、起こりにくくなるでしょう。

 

しかし、柴犬の場合は違います。何度も強調するように、柴犬は人間ではないので、人間の倫理観を持ち合わせていません。エサでつるのを卑劣な行為と思うのは、人間の倫理観です。おそらく、柴犬にいわせれば、「そんなこと、知ったことじゃないよ」です。柴犬は人間よりも、もっと単純な思考形態をとるものです。エサでつるのは、柴犬にとって卑しめるべき行為でもなんでもないのです。

 

 

それでも、食べ物を訓練に利用したくない人は、かわりに忍耐強くとりくんでください。忍耐と、覚悟ができれば、他の二つのごほうびで訓練はきっとうまくいくはずです。

 

食べ物は、限りなく万能のごほうびに近いので、柴犬を少し空腹状態にしておけば、とくにその価値が高まってくるでしょう。つまり、エサというのは非常に即効性のあるもので、にっちもさっちも行かなくなったときに、最終手段として利用することをお勧めします。これなら良心も痛まないのではないでしょうか。

 

愛犬の性格に合ったしつけ方をすれば簡単にいい子になってくれます!

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「うちの犬ってやっぱりバカなの?」って思う方もおられるかもしれませんが、実際はそんなことはありません! それは単にしつけの仕方が間違っているだけです。


どんなダメダメ犬でも、簡単にお利口さんに変身させることができるしつけ法があります。


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6種類の基本訓練

 

柴犬の集中力はそれほど長く保てないので、訓練時間は短くても構いません。一回10分でも、10分ずつ三回行なってもいいでしょう。重要なのは、くり返す回数を増やすことです。一つの動作ができるまで、何回もくり返すんです。そうすれば、柴犬は覚えていきます。柴犬の訓練は、車の教習所のような一週間コースはあり得ません。一日に短時間ずつ、気長にとりくむことが大事です。

 

 

基本訓練には、六種類あります。一連のトレーニングの前に、必ず、柴犬を呼びよせて目と目を合わせること(アイコンタクト)が大切です。アイコンタクトで、柴犬の集中力を自分に引きつけるのです。柴犬のほうも、これから何か起こるのかな、と緊張します。その緊張感を持続させるためにも、視線を合わせながら笑いかけないようにしましょう。あなたは学校の厳しい先生なみに、毅然としていてください。

 

 

@「静かに」

 

とくに興奮しやすいタイプの柴犬は、なにかというとワンワン吠えます。お客さんが来れば騒ぎたてるので、まず落ち着かせることです。そのためには、一番心が惹かれるごほうびである食べ物は利用できません。チーズなどを見せれば、ますます興奮して収拾がつかなくなります。

 

この場合は、ごほうびを極力、少なくするのです。柴犬が吠えれば、柴犬の目を見つめながら無表情で「静かに!」と、きつく命令します。声は低めでいいです。大声を出す必要もありません。断固とした態度で、何回もくり返すのです。

 

やっと口をつぐんだら、「よし」と、これまた静かにいい渡します。ここが肝心です。「いい子ね」と撫でたら、元のもくあみです。尻尾を振って、キャンキャンうれしがるのがオチです。

 

「静かに」という命令は、子犬のうちから覚えさせたいものです。将来、留守番でひとりぼっちにされても、むやみに吠えない柴犬に成長していきます。

 

 

A「座れ」

 

座る訓練は、人にも柴犬にもそれほど難しくはありません。柴犬の前に立ち、片手を柴犬の頭上のほうに高く持ちあげていきます。その手の動きにつられて、柴犬はもっとよく見えるように自然に腰をおろそうとします。そして、床に座ったら、その瞬間に「座れ」と号令をかけます。

 

「座れ」の体勢がとれたので、「よし」といって命令を解除し、「よくできたね」とか「見直したぞ」とかうれしそうに話しかけるのです。この訓練にも、おやつはいりません。ほめ言葉が、ごほうびになるのです。

 

 

B「待て」

 

待つ訓練は、柴犬が自己抑制をする必要があり、楽しいごはうびを励みにしたいところです。子犬などはとくに動き回りたい年頃なので、「待て」は忍耐訓練と呼べるかもしれません。

 

この「待て」は、訓練のなかでも最重要視してほしいのです。パートナーの命令がとけるまで待つのは、まさに人間への忠誠心がなければ、実行できないことです。そこで、待てる訓練が今後いつでもできれば、その柴犬は決して問題行動を起こさず、アルファ症候群にもかかりません。

 

アルファ症候群の詳しい内容は、「ボスを気取る・アルファ症候群」を参照してほしいのですが、一口にいうなら、自分がパートナーよりも上の立場にあると勘違いして、我を通す非行犬をさします。犬に関するトラブルの多くは、アルファ症候群に原因があるので、ぜひ「待て」に真剣にとりくんでください。

 

まず、「座れ」と命じて、柴犬の横に立ちます。次に、柴犬の顔の前に片手を突き出し、ストップのジェスチャーをします。こうすれば、柴犬は前に進むことを躊躇するでしょう。手を出したまま、一分ほど身動きをしなければ、「よし」と合図してオモチャで遊びます。

 

次の段階は、さらに高度なものです。柴犬にリードをつけ、「座れ」で柴犬の横に立ちます。「待て」と命じてから、リードを持ったまま柴犬の前方に立ちます。片手を柴犬の前に突き出し、しだいに後方に下がり、リードの長さいっぱいまで離れたら、再び「待て」と号令をかけるのです(後ろに下がるときも、柴犬の目を見つめ続けてください)。柴犬は我慢できずに、立ち上がるかもしれません。そのときは、あなたのほうから柴犬に近づいて元の場所に戻り、また後方に下がって「待て」の号令からやり直してください。

 

 

C「おいで」

 

柴犬の名前を呼んで、視線を合わせながら「おいで」と声をかければ、子犬は遊んでもらえるのかと思って近づいてきます。

 

難しいのはもう少し成長した柴犬で、オモチャ遊びに夢中になっていたり、公園でほかの犬たちと追いかけっこをしていたりするときです。パートナーの声が耳に入っているのに、柴犬は聞こえないふりをするのです。

 

私の愛犬がそうで、公園でほかの犬のオシッコのあとの匂いを熱心にかいでいます。私か「おいで!」と何度も命じても、知らんぷりです。尻尾だけ振って、「聞こえているけれど、行かないよ」と返事をします。

 

そこで、「おいで」の訓練には、柴犬にとっての最良のごほうび、おやつを用意しましょう。「おいで!」と声をかけながら、おやつを見せるのです。柴犬は鼻がきくので、離れたところからでも走ってきます。あなたの前にやってきたら、「よし」と合図しておやつを与えましょう。

 

食べ物ではなく、オモチャでもいいです。ひもつきのボールを手にして、ぶらぶらと揺らします。柴犬はついつい好奇心に負けて、近づいてきます。すかさず「おいで!」と命じ、目の前に来たら「よし」と声をかけ、オモチャで遊ぶのです。

 

「おいで」の使用頻度は、けっこう高いです。犬嫌いの人に近よらせないとき、食事の用意ができたとき、来客があって別室に呼ぶとき、ケンカっ早い犬から離したいときなどに、とても役に立ちます。

 

 

D「つけ」

 

命令言葉は、せいぜい二〜三字にします。短い言葉ほど、柴犬は覚えやすくなるからです。この「つけ」も、「ついてこい、こちらにつきなさい」という意味で、柴犬と一緒に安全に歩くためのトレーニングになります。

 

まず、柴犬の右側に立ち、リードの先(輪になっている部分)に右手を通してしっかり持ち、左手はリードの中間を握ります。リードにゆとりを持たせるのです。

 

次に、「つけ」といいながら、自分の太ももを軽く叩いて合図します。それから歩き出します。柴犬が前へ進んだり、後ろに下がったりすれば、軽くリードを引いて「つけ」と声をかけましょう。と同時に、ももを叩くのです。最終的にはももを打つだけでも、柴犬は人の左側につくようになります。

 

柴犬が人の歩くペースに合わせることができたら、彼の身体を軽く叩いてほめちぎってください。オモチャやおやつは、いりません。「つけ」はパートナーと並んで歩く行動なので、柴犬を落ち着かせる必要があるからです。

 

 

E「休め」

 

柴犬にとっては、「休め」が最も訓練を受けるかいがあると思えるはずです。「休め」を覚えれば、買い物先の店の外などで、長時間でも待つことができるようになります。柴犬との外出を、控えることもなくなるのです。

 

「休め」は、スフィンクス型の「伏せ」の姿勢に似ているが、後ろ足をくずして地面に身体をつけるので「伏せ」よりもずっとラクにできます。第一、家の中で柴犬がリラックスしているときの体勢が、「休め」だからです。

 

まず、「座れ」と命じ、おやつを床に近づけます。それにつられて柴犬が顔を下げれば、その鼻先におやつをかざします。ついで、「休め」と声をかけながら、腰を押して後ろ足をくずさせます。後ろ足が投げ出された形になったら、おやつを与えてほめてあげてください。

 

食べ物をのみ込むと、すぐに柴犬は立とうとするかもしれません。そのときは「待て」と制正し、三分間ほどその姿勢を保たせましょう。その後、「よし」の合図で「休め」を解除するのです。

 

 

犬の訓練学校に頼むのもあり

 

最近では、動物病院や地方自治体などが犬の「しつけ教室」を開いています。もちろん、「警察犬訓練所」でも、家庭犬の訓練を引き受けているので、六種類の基本訓練に時間がとれない人は、トレーニングを依頼してもいいかもしれません。

 

ただし、かなりのお金がかかるのが難点です。犬の学校(訓練所)によって異なりますが、月額数万円はとられます。子どもにつける家庭教師の費用とほぼ同じくらいです。そこで、自分か犬に対して行なっている訓練は、一回何万円にも相当するのだとわかれば熱心にとりくむ気にもなるのではないでしょうか。

 

犬の学校のほとんどは、四〜六か月間、犬を預かってみっちり訓練します。つまり、全寮制というわけですが、訓練を外部にお願いするのであれば、私がお勧めしたいのは在宅訓練です。先生(訓練士)を自宅に呼んで、トレーニングをしてもらうのです。訓練所ではこれを「出張訓練」と呼んでいて、料金は全寮制よりも少し高めになります。出張回数や期間、訓練内容は、こちら側で決められます。先の六種類の基本訓練を週三回、三か月間ほど行なってもらうのが適当ではないでしょうか。

 

出張訓練をしてくれる先生は、獣医からでも情報を得ることができます。しつけ教室を開催している動物病院なら、確実に訓練士を紹介してくれるでしょう。

 

プロの犬の訓練を見ていると、先生はやはりうまいです。訓練にメリハリをつけ、きびきびと犬に号令をかけます。犬が上手にこなせたら、よく遊んであげます。ふつうの人は、こうはいきません。犬が失敗したら、そのしぐさが可愛くてつい撫でてしまいますよね。こうなると、それまでの努力が水泡に帰ります。訓練が、遊びの時間になってしまうのですから。

 

プロの先生の場合、犬もそれなりにかしこります。ちょうど、幼児が幼稚園の先生には少し緊張するようにです。それで、教育はうまくいくところがあります。

 

在宅での訓練にすれば、犬の主人はプロのやり方を見習って、その後、自分でも試すことができます。全寮制ではこの方法がとれないので、卒業後、再び元の犬に戻ってしまう恐れがあります。訓練士には命令どおりに従うのに、あなたの号令には手抜きをするわけです。

 

在宅訓練なら、犬の年齢制限はほとんどありません。一般に、犬の訓練所では生後五〜六か月の犬を預かり、入学の上限年齢は二歳までです。二歳で犬の個性は確立されるので、成犬は若い犬よりは訓練に時間がかかることになるのですが、在宅であれば、成犬でも引き受けるはずです。

 

お手伝いのトレーニング

 

家庭犬であるからには、お手伝いをしてもらいたいですよね。この願いは、簡単にかなえられるのです。私は愛犬に、「新聞持っておいで」を教え込みました。

 

まず、郵便受けを開きっぱなしにして、新聞を手にとって「新聞」といいながら、愛犬にくわえさせます。もう一人が、部屋の向こうで「おいで!」と愛犬を呼びよせます。来たら、愛犬を撫でてほめちぎるのです。これを数回くり返せば、「新聞」というだけで、愛犬は郵便受けまで走って行きます。

 

 

愛犬はそのとき、じつにうれしそうな表情を浮かべます。パートナーのために働く喜びを、感じとっているのかもしれません。ダーッと走って行き、くわえると、途中、折り込み広告を点々と落としながら、私のところに持って来てくれます。「いい子だ」といって新聞を受けとると、よだれがついています。これさえ気にならなければ、「新聞持っておいで」は愛犬と人の楽しい交流になります。

 

お皿を片づけさせることも、そう難しいことではありません。食べ終えた犬専用の食器をくわえて、パートナーのもとへ戻すわけです。これも、二段構えでやります。愛犬が食べ終わったら、一人がその食器を愛犬にくわえさせます。もう一人が台所に立って、「おいで!」と呼び寄せます。愛犬が食器を持ち帰ったら、ごほうびとしてオモチャを渡します。数日間のトレーニングで、テーブルマナーのいい愛犬になるはずですよ。

 

なぜ我が家の愛犬が良い子になれたのか

 

ハッキリ言って、我が家の柴犬も初めはどうしようもない「ダメダメ犬」でした。

 

人や他の犬に唸るし、吠えるし、トイレは覚えないし、色んな物を破壊しまくるし、ドッグランに行けば「何だよ、柴犬来るなよ」的な感じがヒシヒシと伝わってくるほどでした。

 

そんな「ダメダメ犬」が、みんなから「柴犬なのになんて賢いんだ!」とまで言われるようになりました。結局、お利口な犬になるかならないかは犬の問題ではなく、しつけの仕方の問題だったんですよね。

 

ダメダメな私(と我が家の柴犬)が劇的に変われたのは、「イヌバーシティ」という教材のおかげです。この教材と出会わなかったらずっとダメダメ飼い主とダメダメ犬だったでしょう。

 

「イヌバーシティ」の公式サイトの動画を見たり、利用者さん達の体験談などを見るとわかるんですが、「我が家の柴犬以上のダメダメ犬」までもがお利口になっているんです。たくさんのダメダメ犬がお利巧になっているのが確かな教材の証です。

 

イヌバーシティは愛犬の問題行動を何とかしたい、今以上に愛犬と豊かな生活を送りたいという人にオススメのしつけ教材です!

 

しつけ教室に通ったり、預託訓練をお願いするよりもずっと効果的で、はるかに安くしつけが完了しますよ!

 

どんなダメ犬でも劇的にいい子になる方法

 

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